“赤のライン”は命のライン
地下鉄事故ゼロに向けて
平成13年のことですが、地下鉄黒川駅で、目の不自由なご夫婦の転落事故があったんですよ。幸いにも車両は寸前で停車したので、奇跡的に助かったんですが。急いで視察に向かって、駅長さんからいろいろとお話しも伺ってわかったのは、安全対策に非常に問題があるということでした。そこで、いろいろな安全対策を講じることにしました。
まず、事故があった場合に電車を緊急に停止させる装置がホームにない駅については、取り付けることにしました。黒川駅始め、順次、各駅に取り付けられております。
また、既に設置してある停止装置の押しボタンも、今までは非常にわかりにく場所にあったので、場所がよく目立つように看板を描き替えてもらいました。赤い斜線のラインが入っているので、今ではとてもよく目立ちます。
ホーム下には、転落した場合に備えて、逃げ場所のある駅が多いですがこの場所も、今までは場所がわかりにくかったので、よくわかるように表示を付けました。
地下鉄のホームは思った以上に高い位置にあり、逃げ場所のないホームでは転落したらよじ上るのに時間がかかるんです。そのため、ステップを取り付けて上りやすくしました。
地下鉄は列車がひんぱんに出入りするため、一瞬の遅れがたいへんな事故につながります。
よりスピーディーな対応を目指して、今後も安全対策を続けていく必要があります。




